FC2ブログ
2018
0425
Wed
tb* 0
com*0

『アパートの鍵貸します』レビュー

 新歓もすべて終わりました。参加してくださった方々、ほんとうにありがとうございました!!! 協力してくださった部員の方々も、ありがとうございました!!! おかげで良い新歓になったのではないかと思います。

 さて第十三回目のレビューは映研の活動でも観ました『アパートの鍵貸します』(ビリー・ワイルダー、1960年、126分)。アカデミー賞の作品賞、監督賞、脚本賞などを受賞している、傑作ラブコメディです。活動で観てから、また観たくなってツタヤで借り、欲しくなってDVDを買いました。ラブコメ映画では一番好きかもしれません。


 ストーリーは以下。
 大手保険会社に勤めるバクスター(ジャック・レモン)はエレベーター・ガールのフラン(シャーリー・マクレーン)に恋する平凡な平社員。しかし彼には、さまざまな課の課長に自分のアパートの部屋を逢引きの場所として貸し、その見返りとして高い評価を受けている、という秘密があった。ところが、ある日、人事部長のシャルドレイク(フレッド・マクマレイ)にその秘密を見抜かれてしまい、バクスターは反省してそれをやめようとするが、シャルドレイクに、自分にだけアパートの部屋を貸してほしいと持ち掛けられ、それを承諾する。それによって昇進したバクスターは、意気揚々とフランにアプローチをかける。ところが、ひょんなことをきっかけにして、妻子ある身のシャルドレイクがフランを自分のアパートの部屋に連れ込んでいることを知ってしまい、ひどく傷心する。そんな中、フランは不倫関係に悩み、バクスターの部屋で大量の睡眠薬を飲んで自殺を図るのだった。――


 二転三転して最後まで結末を容易に予想させずに観客をひきつける脚本がまず素晴らしいです。三角関係の描き方がとても上手い。そして何と言っても主演のジャック・レモンの演技です。一つの演技、一つの仕草、どれをとっても滑稽さを内包していて、それがこのストーリーのもつ悲しみをより際立たせています。飄々としながらもフランを想い続けるバクスターのひたむきさに心打たれました。いわゆる「二枚目」俳優でないのも良い点だと思います。
 あとタイトルがいいですね。原題は"The Apartment"、これをよくぞ『アパートの鍵貸します』にしたなと感心します。映画のストーリーの重要なポイントをおさえつつ、キャッチ―にする、……なかなかできない芸当だと思います。

白黒映画の入門としてもうってつけです。昨年度はほとんど白黒映画を上映しなかったので、今年度はいくつか活動で上映したいですね。
スポンサーサイト
comment
URL:
Comment:
Pass:
Secret: 管理者にだけ表示を許可する
 
trackback
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック